仕掛けが絡まることをお祭りといいます。

2種類のおまつり

自分の仕掛けが他と関係なく絡まること=手前祭り(てまえまつり)と言います。

通常は、お隣と絡まること=お祭り(おまつり)と言います。

 

避けることのできないお祭りもありますが、よく注意していると避けることができるものもあります。

 

おまつりが起きる原因と対策

(1)潮の流れの変化

潮の流れる方向や速さが変わった場合には、仕掛けが絡まることがあります。

潮が変化した時には、お隣の仕掛けとの距離を再確認した方がよいでしょう。

軽い錘を使っている場合は、潮の変化をきっかけに、周りで仕掛けが絡まり始めることがあります。

潮の流れる方向を常に観察しておき、お隣との仕掛けの距離を調整すると、絡まりを防ぐことができます。

 

(2)釣れた魚を放置

15号程度の錘を使っていても、魚が釣れたまま放置すると仕掛けが絡まることがあります。

イワシの場合には手前祭りで済むこともありますが、アジが釣れた場合にもお隣を巻き込むことが度々あります。

魚が掛かったら放置しないで、すぐに取り込みましょう。

 

(3)サバやソーダカツオが釣れた場合

サバやソーダカツオが掛かった場合には、左右に走るため仕掛けが絡まるのは仕方ありません。

お隣にサバなどが掛かった場合には絡まらないように、すぐに仕掛けを引き上げるのがよいでしょう、

サバの季節は絡まってもよいように、仕掛けと錘を多めに持っていくのをお勧めします。

 

(4)投げ釣りでラインや錘が風や潮に流される

潮の流れが速いときに遠めに仕掛けを投げると、あっという間に仕掛けが流され、お祭りの原因になります。

錘のサイズを大きくするか、スパイク錘(またはスパイク天秤)を使うと多少軽減することができます。

遠投する場合には特にラインの流れる方向に注意が必要です。

潮の流れは手前側と沖側では異なる場合があるなど複雑なため、ラインの方向を常に確認してお隣とラインがクロスしないように注意したいものです。

風が強いときには特にラインが流され緩みがちのため、いつもより気を配る必要があります。

 

(5)投げ釣りでラインを張るタイミングが悪い

投げ釣りでラインが手前祭りすることがよくあります。

仕掛けを回収したら、いつの間にか天秤にハリスが絡まっていた経験がないでしょうか?

仕掛けを絡ませないようにするには、着水の直前にラインを意図的に止めてしまうのが有効です。

スピニングリールの場合には、スプールに触れることでラインの出を止めることができます。

ベイトリールの場合にはサミングすれば止まります。

 

着水寸前にラインの出を止めることで、ラインを張ることができ、仕掛けの絡まりを防ぐことができます。

飛ばし浮きを使ったサビキ釣りや、サヨリ釣りの場合には、このようにすると仕掛けの絡まりを防ぐことができます。

 

絡まった時の対処方法

絡まった仕掛けを上下から思いっきり引っ張ると解きほぐすのがほぼ不可能になります。

つまり上下からテンションをかけなければ仕掛けがほどきやすくなります。

特にPEラインを使っている場合には、引っ張ってしまうと絡まりをほぐすのが困難になります。

 

仕掛けを見捨てるか解きほぐすかを決める

魚が釣れている時は一日のうちの数時間です。

渋い時は30分の時もあります。

仕掛けの絡まりを解きほぐすのに時間をかけるべきか、釣りに専念するべきかを最初に決めます。

お隣と絡まった時は特に時間がかかるため、自分の仕掛けをカットしてお隣の仕掛けを残して釣りを再開した方がよいことがあります。

 

絡まりを解くコツ

(1)魚を外す

魚が掛かっているときはまず外すのが鉄則です。

魚が暴れてさらに仕掛けが絡まる原因になるためです。

 

(2)錘を安定した場所に置く

次に、錘を安定した場所に置きます。

クーラーボックスの上や桟橋の金網の隙間とか安定した場所において、錘の重さで仕掛けが引っ張られないようにします。

できれば錘を外した方がよいでしょう。

 

(3)針の絡まりを探す

針に餌が付いている場合には餌を外した後で、ハリス(針にラインが付いている部分)の絡まりを出来る限りほどきます。

ぐちゃぐちゃになった仕掛けも丁寧に時間をかけてほどいていくと、なんとかなるものです。

 

(4)早目に断念する

仕掛けの絡まりをほぐしている時に、さらに絡まって時間が掛かる場合があります。

絡まりを解く見通しが立たなくなったら、釣りに専念するために早めに断念した方がよいでしょう。

手前祭りでお隣に迷惑をかけないのであれば、魚が釣れない場合には、暇つぶしに仕掛けの絡まりを解きほぐすのもありです。

 

(5)どこを残すかを決める

仕掛けを解きほぐすのに断念した場合には、カットする場所を決めます。

お隣の仕掛けを残して、自分の仕掛けをカットするのがよいでしょう。

仕掛け巻きや厚紙などに針を刺しながらハリスをカットしていくと捨てる時に楽です。

PEラインを使っている場合には、PEラインより下を思い切ってカットした方がよいでしょう。

 

仕掛けを捨てる時は注意

釣り公園のゴミ箱に絡まった仕掛けをむき出しのまま捨てるのはご法度です。

小さいお子さんも釣りをしているため、危険です。

針先を仕掛けの巻いてあった厚紙に刺して隠したり、ビニール袋に入れて捨てるようにしましょう。